丹波市産　平飼いアローカナの濃厚卵

自然豊かな丹波市山南町小川地区で、季節の野菜の生産を手掛ける、グリーンパス丹波。 その農園のかたわらに、鶏舎の外を鶏たちが自由に歩きまわる、のどかな風景がありました。

ここでは、野菜生産のほか、全国でも希少な鶏の品種「アローカナ」を平飼いで飼育しており、「幸せをよぶ」といわれるアローカナの卵を生産されています。

 

この鶏たちが、アローカナ！
聴き慣れないかもしれませんが、南米チリ原産のにわとりの仲間。日本で一般的な鶏よりもひとまわり小さいんですよ。
すぐそばでは、ヤギがのんびり草を食べています。

 

鶏さんの数に対して広々と感じる平飼いの鶏舎ですが、今日はさらに、広大な野原をのびのびとお散歩中。
せまいケージにぎゅうぎゅうで飼育されることも多いにわとりですが、この開放的な鶏舎ではストレスなしで、鶏たちも幸せそうです。
「今日みたいに天気のいい日は、外に出してやってるんです」
と話すのは、この鶏たちの世話をする グリーンパス丹波の代表、李さん。

 

李さんは中国のご出身で、約20年前に来日されました。
当初は都市部に住んでいましたが、日本の田舎風景への憧れから、ここ丹波へ移住したそう。せっかく田舎に暮らしているのだから卵も自分で生産したものを食べたい、との思いから、野菜生産のかたわらアローカナの飼育をはじめたそうです。
最初は自宅で食べるためだけの小規模生産だったのが、次第に増えて、現在は雄と雌あわせて40羽。好評につき一般向けへの販売も行うようになり、現在に至っています。

 

南米チリ原産の鶏、アローカナ。
その産み落とす卵は世界で唯一、淡い水色をしていて幻想的であり「幸せの青い鳥」をイメージさせるとして「幸せをよぶ鳥」といわれています。
そのアローカナの産み落とす卵のもたらす「幸せ」、決してイメージだけではないんです。 一般的な鶏の卵と比較して
・レシチンが約2倍
・ビタミンBが約10倍～20倍
・ビタミンEが約11倍
など、栄養価が非常に高いことも大きな特徴！健康のためにも、毎日食べたい卵です。
そして気になるお味は、濃厚で甘味があり、コクたっぷりでとっても美味！ ぜひ、卵かけご飯などシンプルな食べ方でその美味しさを実感してください。
生産者である李さんのお気に入りは、ゆで卵。茹でたての温かいうちにホクホクといただくのが最高なんだそう。 また、一般的な卵と比べて粘りが強いので、ケーキなどお菓子作りの材料としてもおすすめです。
栄養価が高いことに加えて濃厚で美味しい「アローカナの卵」。きっと食卓に幸せを運んでくれますよ。

 

グリーンパス丹波のアローカナたちが食べているエサは、李さんがこだわって選んだ材料を配合して作った自家配合飼料。
おから・もみ殻・ぬか・くず米など、ご近所の生産農家仲間から分けてもらう材料に加えて、魚粉・かき殻・EM菌を混ぜ合わせ、添加物を一切使用せずに作っているのだそう。 ふかふか・しっとりなエサで、これは鶏さんたちも喜びそうです。

また、グリーンパス丹波のアローカナたちは広々とした鶏舎に平飼いし、天候のいい時には鶏舎を開放して広い野原で放し飼いをしています。
それはやはり、鶏たちの健康を気づかい、本来あるべき環境で過ごさせることで、ストレスなく病気にもなりにくいようにという配慮から。キツネなどの外敵に狙われたり、鶏インフルエンザ感染の不安も出てきますが、最大限に注意を払いつつ、できる限りストレスのない環境で鶏を過ごさせたいという思いがあります。

自然の中でのびのびと暮らす健康なアローカナたちから産まれる卵。どうぞ安心してお召し上がりください！

 

 

 

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