丹波篠山産　松木さんの住山ごぼう

ここ、丹波篠山市住山は
町の中心地から離れた谷間にひっそり息づく集落。

丹波篠山の気候風土と肥沃な土質が
元気でおいしい作物を育てるというのは知られていますが
住山の農地の土質はまた、他にはない特徴があります。

篠山盆地のど真ん中の「粘土質の肥沃な土」よりも
少しだけさらさらとした、扱いやすい土質。

それが、地中に長くのびる
牛蒡（ごぼう）の生産に適しているため
丹波篠山のなかでもゴボウの生産が
ひときわ盛んに行なわれる土地なんです。




住山ごぼうの生産者・松木さんのごぼう畑。

長く奥深い住山の谷の中でも
より奥の方に位置しているこの畑は
冬の寒さや昼夜の寒暖差が特にきびしいという、
野菜づくりには好条件の土地。

しかし、畑の面倒をみる松木さんとしては大変です。
この日も吐く息が凍る中、住山ごぼうを掘って下さいました。




地中深くくわを入れ、どっこいしょーと掘り出します！

松木さんこだわりの米ぬかの肥料をすき込んだ地中から
姿を現したのは、直径2cmほどの太ゴボウ。
これでもすでに
一般的に市場に出回るゴボウよりは太く感じますが
この住山ゴボウは春にかけてさらに成長し
大きいものは、なんと直径5cmほどにもなるんですよ！

そうなると、ゴボウというよりもう、薪といった風情！

この、太くて短めのずんぐりした姿が、
住山ゴボウの特徴なんです。




しかし、外見の力強さからは意外なほど
中はとても柔らかく繊細。そして、香りが高い！

さらに、芋を思わせるような
ほのかな甘みも感じられるんです。

ゴボウのあのガシガシとした感覚がなく、
サクサクと調理しやすいのにも感動！

定番のきんぴらはもちろん
煮物でも味噌汁でも、お料理の風味がぐんとUP！
から揚げにすると、おつまみやお子様のおやつにも
きっと喜ばれますよ。

写真は極太のもの1kg分です。
ご参考にどうぞ！