
まずは、レッドビーンズがどうやってできたのか、
そこからお話させてくださいませ。
「せっかく農薬使わんようにおいしい野菜作ってもよー、
市場に出すと下手な野菜も何〜もかも同じ価格で買い取りよる。それが困ったもんやわ」
ある日、丹波篠山の生産農家さんたちのそんな愚痴を
彼らと古くからおつき合いのある父親の口から聞かされました。
独自のルートで消費者のもとへ直売できるのなら
それぞれの野菜の栽培のしかたや品質、自分たちの努力に見合った価格で
取引きでき、今よりもやり甲斐を感じることができるのではないか?
そして何より、流通に数日間の日数をかけることがなくなるので
とても新鮮な状態で食卓へお届けができるのに……と彼らは日々思案していたのです。
でも「独自のルート」って何よ?
畑の横で直売をやったとしてもこの篠山では来てくれるお客さんの数はたかが知れています。
「んんん〜………そや、ネット販売や!!!」
そこでパソコンを使うことのできない彼らの代わりに、私アズキがひと肌脱ぐことに!
そうしてまず、2軒の生産農家さんとともにオープンしたのが
この 「レッドビーンズ」です。
ですから、小売店というよりも「丹波篠山の生産農家専属の売り子」のイメージの方が
近いかもしれませんねっ(^^)
ここ丹波篠山では、日本中から注目の集まるおいしい味覚がたくさん栽培されています。
「でも、何で篠山なの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
篠山という産地の最大の特徴は、やはり「粘土質の土」にありますっ!
大昔には湖の底だったといわれるこの土地の土は、粘土質で栄養分を豊富に含む、
農作物の栽培にはとってもいい土なんですよ。
ですから、同じ品種の「丹波黒大豆」の中でも「丹波篠山産」が全国でも特に品質がよく
重宝されているのです〜
また、山に囲まれた盆地であるこの土地は、昼夜の気温差が大きいのも特徴!
これがまた、黒豆や山の芋はもちろん、様々な農産物をおいしく育むのに
絶好の条件となっているんですよ。
「かなわんで〜昼は暑ぅ〜て晩は寒〜て!」とボヤく生産者の方々(笑)
生まれてからずっとこの篠山で生きてきた彼らのこだわりもまた、
おいし〜い味覚づくりのとっても重要なポイントなんです。
レッドビーンズは基本的に、環境やおいしさ、
食べる人の健康に配慮する生産農家さんの努力を応援できればという考えのもと
○化学合成農薬や化学肥料を使用せずに栽培されたもの。
○できる限り、化学合成農薬や化学肥料の使用を減らして栽培されたもの。
という基準で、お付合いする生産農家さんやご紹介する農産物を優先して選択しています。
栽培条件につきましては、商品説明のほか、各商品ページに「栽培条件」という項目をおき
どのような条件のもと栽培された作物であるかを
ご購入を検討されるお客さまに、わかりやすいよう記載しています。
レッドビーンズでは市場流通の場合とは異なり、
店主アズキ自身が産地にこまめに足を運んで農家さんと直接コミュニケーションを取り
各生産農家さんの栽培ポリシーの確認や、人と人との関係づくりをしていることで
市場流通では実現できない、信頼のおけるやりとりが行えていると考えています。
それと、もちろん忘れてはならないのは「おいしさ」ですよね。
レッドビーンズの農作物は、収穫したその日に梱包・発送を心がけておりますので
新鮮さにつきましては可能な限りいい状態でお届けをしておりますし
実際に食べて、おいしさについても確認したうえでお届けをしております。
安全性とおいしさ、どちらの面でも「これはおすすめしたい!」と判断した農産物のみの
お届けを心がけていますので、どうぞよろしくお願いいたします!
また、ご質問やお気づきの点がございましたら、お気軽にお尋ねくださいませ〜
※有機JAS認証や特別栽培農産物の表示のもと販売させていただく場合には
農林水産省の定める基準に基づいた栽培履歴などの書類の提出が必要で
それらにつきましては確認を行った上でご紹介をしております。
※現在は「無農薬栽培」「減農薬栽培」「低農薬栽培」などのあいまいな表現は農水省により禁止されています。
レッドビーンズでも、法律に基づいた表記を心がけております。
※「伝統野菜を保護すること」「農業技術の高さ」などを重視して
他産地のものなど、店主独自の基準でえらびました農作物などの商品をご紹介する場合もあります。
その場合も店主アズキが産地をたずね、生産農家とコミュニケーションを取ることは必須としています。
レッドビーンズの考える、いちばん理想的な農家さんとお客さまとの関係……
それは「お互いに、距離が近いなぁと感じていただける関係」です。
生産者の顔が見える、という表現がありますが
実際には「○○さんが作った」という文言や顔写真のPOPが店頭にあったりするだけで
生産農家さんと直接やり取りができたり、お人柄までが見えるわけではないですよね。
また、お客さまの声が生産農家に届けられる機会というのも
現在のところは、そう多くないのではないかと思います。
レッドビーンズは、生産農家さんとお客さまの間に立ちまして
生産農家さんの日々のご苦労や思い、農村発のさまざまなエピソードをお客さまに伝えたり
逆に、食べてくださったお客さまのお声やニーズを生産農家さんに伝えることで
どちらにとっても、お互いが近い!と感じて頂けることも役割のひとつと考えています。
そうすることでお客さまの理解も深まり、生産農家さんのやり甲斐にも繋がるのでは……
そうすればきっと、ますます野菜は美味しくなるにちがいない!と
そんな思いで、今後もお店を運営してまいります。
どうぞ「丹波篠山のおいし〜い野菜畑レッドビーンズ」をよろしくお願いいたします!
2008年1月
丹波篠山のおいし〜い野菜畑レッドビーンズ
販売責任者 小豆 佳代(アズキカヨ)
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